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夏に起こりやすい車のトラブル~オーバーヒート編~
⑤オーバーヒート

オーバーヒートは文字通り、エンジンが熱せられ過ぎた状態(過熱)なので、その症状は段階的に進んでいきます。
まず水温計がH(High)に近づき、エンジンの回転数が安定しなかったり、アクセルを踏んでもスピードが乗らなかったりしてきます。
次に水温計がH側へ振り切り、警告ランプが点灯、アイドリングが困難(アクセルを踏まないとエンジンが止まる)となり、エンジンルームから薄い水蒸気が上がってくるのが確認できるでしょう。
この段階で車を停めて適切に対処すればまだいいのですが、エンジンルームから焦げたような異臭とともに濃い目の煙が上がり、エンジンが完全に停止してしまったら終わりです。エンジンの載せ替えやオーバーホールなど、大掛かりで費用のかかる修理・整備が必要となるため、初期症状を見逃さないでください。